ANA SKY コインを解説!お得な使い方お教えします。
一般的にマイルは、特典航空券などに交換して使用することが多いと思います。ではANA SKY コインって、どう使うのがお得なの?と疑問に思うことがありました。
今回は、このANA SKY コインの解説とお得な使い方についてレポートします。
ANA SKY コインとは?
ANA SKY コインとは、ANA航空券やANAツアー旅行の支払いに使用することのできる電子クーポンのことです。支払いには、10コイン単位(10円相当分)から利用することができます。そのため、無駄なく利用することのできるコインです。
このANA SKY コインは、1マイル=1コインでの交換が基本ですが、ANAの会員ステージ、ANAカードの所有の有無によって交換率が上がり、最大で1マイル=1.7コインと1.7倍での交換ができます。
またマイルで交換した特典航空券を利用して飛行機に搭乗した場合には、搭乗マイルとプレミアムポイント(PP)をもらうことができません。しかし、ANA SKY コインを使用して航空券を購入して飛行機に乗った場合には、現金と同じ扱いとなるため、搭乗マイルとプレミアムポイントが付与されます。
ANA SKY コインとANAマイルの違いとは?
ANA SKY コインとANAマイルの違いをまとめてみました。
ANA SKY コイン | ANAマイル | |
使い方 | 航空券・旅行代金で利用(10コイン〜) | 特典航空券に交換(5,000マイル〜) |
貯め方 | マイル・ポイントから交換する | フライト・ポイント交換で貯める |
有効期限 | 1年(交換日の1年後の月末まで) | 3年 |
メリット | 10コイン(10円相当)単位で利用できる 繁忙期でも航空券を購入しやすい |
お得に特典航空券に交換できる |
デメリット | マイルより交換率が悪くなる場合がある | 5,000マイル以下は利用しづらい 特典航空券の枠により購入できないことがある |
こうやって見るとANA SKY コインは、ANAマイルを補完する部分が大きく、ANA利用者の利便性を向上させるサービスになっています。
ANA SKY コインの利用先
ANA SKY コインの利用することのできるサービスは、以下になります。
- ANA国内線航空券の購入
- ANA国際線航空券の購入
- ANAスカイホリデーの国内旅行
- ANAハローツアーの海外旅行
※ 旅行とは、ツアーまたは、航空券+ホテルの購入が対象となり、ホテルのみ、レンタカー、オプショナルツアーなどには、利用することができません。利用できる場所は、かなり限定的になります。
ANA SKY コインの有効期限
ANA SKY コインの有効期限は、1年と記載しましたが、実は交換日から12ヶ月後の末日まで有効となります。そのため、実質は、1年間+数日となります。例えば、2020年1月10日に交換したコインは、2021年1月31日が有効期限になります。
期間が実質1年となるので、予定を決めてからの交換のほうが良さそうです。
ANA SKY コインの利用対象者
ANA SKY コインは、利用できる対象者が幅広いことが特徴の一つです。実際にANA SKY コインが利用できるのは、本人が旅行代表者または、本人の配偶者か2親等以内の家族が旅行代表者の場合で利用できます。
本人がいなくても利用することができるので、両親への旅行のプレゼントなどにも利用することが可能です。
ANA SKY コインのお得な使い方を解説
ここからは、ANA SKY コインのお得な使い方の解説をします。まずは、ANA SKY コインを使う場面は、以下の3つが考えられます。
- ANAマイルの有効期限3年が切れてしまう時(とりあえず1年間延命するため)
- 特典航空券が取れなかった場合
- 上級会員を目指している時(プレミアムポイントが欲しい時)
ANA SKY コインのお得な交換方法
まず使う前にお得な交換方法を解説します。先にも解説したとおり、ANA SKY コインの交換は、ある条件を満たすことで、最大1マイル=1.7コインで交換することができます。
最大1.7倍にするためには、50,000マイル以上でANA上級会員である「ANAブロンズサービスメンバー」であることが条件となります。しかし、会員ステイタスがなくても交換率をアップさせる方法が、ANAゴールドカード以上のクレジットカードを保持することで交換率を1.6倍にアップすることができます。
※スターフライヤーズカードを保持している場合には、一般カードでも対象になります。
また、1.6倍で交換するためには、必ず50,000マイル以上を交換するように調整してください。
【例】220,000マイルを交換する場合
150,000マイル=240,000コイン+70,000マイル=112,000マイル:合計 352,000コイン
200,000マイル=320,000コイン+20,000マイル=26,000コイン:合計 346,000コイン
交換数を間違うだけで、6,000コインも損をしてしまうので、必ず50,000マイル以上で交換するようにしましょう。
ANA SKY コインとANAマイルで航空券を購入するのは?
実際にANA SKY コインで航空券を購入する場合とマイルで特典航空券に交換するのはどっちがお得なのか確認してみました。
国内線の場合(羽田→沖縄編)
ANA国内線で羽田→沖縄の特典航空券を利用する場合、片道9,000マイルが必要になります。9,000マイルを1.6倍でANA SKY コインにすると14,400円分のスカイコインになります。また羽田→沖縄間での搭乗マイルが738マイルもらえるので、実質9,780マイル=15,580円分のコインで計算します。
購入する航空券が、片道15,580円以下であれば、スカイコインに交換して購入するほうがお得になります。
例えば、2020年4月11日(土)の沖縄便で最安値は、9,210円(スーパーバリューアーリー)があるので、これであれば、スカイコインで購入した方が安くなります。
特典航空券では、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンによって使用マイルが変わるので、予定が決まったら、実際に計算してみましょう。
国際線の場合(羽田→ハワイ・ホノルル編)
では、国際線ではどうなるでしょうか?羽田→ハワイ・ホノルルの特典航空券は、往復で40,000マイルが必要になります。スカイコインに換算すると64,000円分ですが、搭乗マイルが約7,600マイルもらえるので、実質47,600マイル=76,160円分のスカイコインになります。
購入する航空券が、往復76,160円以下であれば、スカイコインに交換して購入するほうがお得になります。
例えば、2020年4月12日(日)から17日(金)のホノルル便では、スーパーバリューで83,010円(41,210円+41,800円)となるため、特典航空券を利用したほうがお得です。しかし、特典航空券は利用枠があり、人気路線は交換できない場合もあるので、スカイコインを利用する方法を知っておいた方がよいでしょう。
ちなみにプレミアムポイント(PP)を稼ぎたい場合には、この方法であれば獲得は可能です。
更にお得なANA SKY コインの利用方法
実は、ANAが提供する航空券+ホテルの旅作が提供するツアーを利用するとお得に旅行ができる場合があります。
今回シンガポール3日間のツアーで確認してみます。
シンガポールへの特典航空券は、往復35,000マイルのためスカイコインに換算すると56,000円になります。また羽田→シンガポールでは、搭乗マイルが約6,600マイル付くため、41,600マイル=66,560コインになります。
このツアーでは、48,800円になっているため、このツアーで行ったほうが断然お得になります。航空券だけで、約17,760円お得になり、更にホテルが付いているので断然お得です。
マイルに換算すると、実質30,500マイルで航空券+ホテルで旅行することができます。
このように旅作などツアーを確認することでかなりお得に旅行することができます。お得に旅行を楽しみたい人は、このように特典航空券、ツアーとの比較で探してみることをおすすめします。
いかがでしたか?
ANA SKY コインは、有効期限の切れるマイルを交換したり、SFC修行をする人が使うイメージで、特典航空券の方がお得と思っていましたが、しっかりと計算することでお得に旅行をすることができます。
ぜひ旅行を計画している時に参考にしてみてください。
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