JALも加盟しているアライアンスグループ・ワンワールドを紹介します!
JALも加盟しているアライアンスグループであるワンワールドを紹介します。
これまで、世界1位、2位のスターアライアンス、スカイチームと紹介しましたが、現在世界では、このワンワールドを含めた3つのアライアンスグループがあります。
今回のワンワールドを確認していただけば、自分にあったアライアンスグループが見つかるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
ワンワールド(ONE world)とは?
1998年にアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カナディアン航空、キャセイパシフィック航空、カンタス航空にて設立されたアライアンスグループです。
現在、加盟社数は13社であり、世界3番目のアライアンスグループになります。加盟社数は、少なく見えますが、就航都市数が多いことが特徴として上げられます。
加盟航空会社
地域 | 航空会社名 | 就航都市数 |
アジア | JAL(日本航空) | 80 |
マレーシア航空 | 55 | |
スリランカ航空 | 111 | |
キャセイパシフィック航空 | 90 | |
アメリカ | アメリカン航空 | 350 |
LATAMブラジル・チリ | 143 | |
ヨーロッパ | ブリティッシュ・エアウェイズ | 250 |
フィンエアー | 150 | |
イベリア航空 | 135 | |
S7航空 | 196 | |
中東・アフリカ | カタール航空 | 200 |
ロイヤルヨルダン航空 | 45 | |
オセアニア | カンタス航空 | 80 |
全体で13社となるため、特に強い地域としては、北アメリカ、西ヨーロッパなどを中心に就航都市も多く、使い勝手の良いアライアンスグループになります。※就航都市数は、2020年3月10日現在です。
アジアでは、4社の加盟となりますが、香港を拠点とするキャセイパシフィック航空が加わることで東アジア地域の就航都市をカバーできるようになりました。
アフリカの航空会社がまだ未加盟ですが、それ以外の地域においてはバランスの取れたアライアンスグループになります。
上級会員制度
ワンワールドの上級会員制度もスターアライアンス、スカイチームと同様に独自のサービスではありません。加盟している航空会社のマイレージプログラム(フリークエントフライヤープログラム)によって、ワンワールド・エリート・ステータス・レベルが決まります。
ワンワールドのエリートレベルには、ルビー・サファイア・エメラルドの3段階になります。
ワンワールド・ルビーの特典
- ビジネスクラスカウンターでのチェックイン
- 優先空席待ち
- 事前優先座席予約
ワンワールド・サファイアの特典
サファイアの特典には、ルビーの特典が含まれており、以下の特典が追加されます。
- 優先搭乗
- ビジネスクラス用ラウンジの利用
ワンワールド・エメラルドの特典
エメラルドの特典には、サファイア・ルビーの特典が含まれており、以下の特典が追加されます。
- ファーストクラスカウンターのチェックイン
- ファーストクラス・ビジネスクラス用ラウンジの利用
ワンワールドのエリートレベルのみ3段階に分かれており、最上位のエメラルドになることができれば、ファーストクラス利用に近いサービスを受けることができます。
上級会員の特典でみるとワンワールドが一歩リードしている感じですかね。
ワンワールドのメリット
メリット1:日系航空会社が加盟している
スターアライアンスと同様になりますが、ワンワールドではJAL(日本航空)が加盟しています。日本人添乗員などが安心感として感じられる人も多いのではないでしょうか。
また、地方からの乗り継ぎに関してもJALで完結させることができるので、安心感がありますね。
メリット2:旧CIS地域の就航路線に強い
ロシアの航空会社であるS7航空が加盟しているため、ロシア国内および、旧ソ連地域の国々への就航路線が充実しています。
最近では、旧CIS地域も日本国内での認知度が上がっており、旅行者も年々増えているため、ワンワールド内でマイルを貯めるなどについては、ロシア地域を利用する人にはメリットになります。
メリット3:オセアニア地域に強い
オーストラリアのカンタス航空が加盟しているため、3つのアライアンスグループの中で一番オセアニアに強いグループになります。
スカイチームには、オセアニア地域の航空会社加盟がなく、スターアライアンスはニュージーランド航空が加盟していますが、オセアニア地域では、カンタス航空に分がありそうです。
メリット4:北アメリカへの就航が強い
アメリカン航空は、総旅客運送数が世界1位の航空会社であり、1日に4,000便を運行しています。もちろんアメリカ国内のへの就航都市も充実しており、アメリカへの旅行・出張時には強みになります。
メリット5:ワンワールド・エメラルドの特典がすごい
通常のアライアンスグループのエリートステータスは、基本的に最上位でもビジネスクラス利用相当が多いのですが、ワンワールド・エメラルドの特典としては、ファーストクラスのカウンターおよび、ラウンジが利用できる特典があります。
ワンワールドのデメリット
デメリット1:アフリカ大陸での航空会社加盟がない
現時点でアフリカでの加盟航空会社がないため、アフリカへの渡航に関しては、中東・ヨーロッパからの就航路線が使うことになります。
しかし、就航都市自体は各航空会社で網羅しており、カタール航空などを利用することでアフリカの各都市へのフライトが可能です。カタール航空は、平均で4年で機材を交換するため常に新しい機材でのフライトも可能になります。
デメリット2:南アメリカでの就航が弱い
現在南アメリカでは、LATAM航空のLATAM チリとLATAM ブラジルが加盟していますが、それ以外の加盟が進んでいないため、少し就航数では弱いかもしれません。
これまで、ワンワールド、スターアライアンス、スカイチームの紹介をしてきましたが、どこのアライアンスグループにもメリット・デメリットがありますが、ぜひ各アライアンスグループを比較してもらい、ご自身にあったグループを利用すると旅を更にお得で快適にすることができます。
ぜひ参考にしてみてください。
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