ラウンジが超豪華!カタール・ハマド国際空港のご紹介!
中東のバブ空港であるカタールのハマド国際空港をご紹介します。
中東には、もう一つ巨大なハブ空港であるUAEのドバイに空港がありますが、今回は2019年イギリスのスカイトラックス社の選ぶ航空会社ランキングにて、昨年のシンガポール航空を抜いて第1位になったカタール航空の拠点となるハマド国際空港をレポートします。
概要
ハマド国際空港(Hamad International Airport)は、カタールのドーハにある国際空港であり、カタール航空のハブ空港として使用してます。近年では、比較的安価な航空券で、ドーハを経由してヨーロッパ方面へのフライトも増えているため、日本人利用者も増加しています。
空港には、2本の並行滑走路があり、総面積22万平方kmと広大な敷地になっています。空港には、5つのターミナルがあり、40か所以上の搭乗ゲートがありますが、コンパクトで使いやすい設計のため、外に出ることなく乗り継ぎが可能な空港となります。開港も2014年と新しく、設備などもとても綺麗で使いやすい空港です。
就航都市・路線
日本へは、羽田空港/成田空港に就航しており、2020年4月6日からは、関西国際空港への就航が決まっています。
就航都市は、150都市以上あり、中東地域はもちろんのこと、南アジア・東南アジア・東アジア・ヨーロッパ全域・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オセアニアに就航しています。
ここをハブとすることで、現在ほとんどの地域に行くことが可能となっています。
ターミナル
ターミナルは、A〜Eの5つに分かれています。広大な敷地を持っている国際空港ですが、ドバイの空港のようにターミナル間を移動するの外に出る必要がなく、とても使いやすい設計になっています。通常に過ごすフロアは、2階にあります。
A〜Cのターミナルは、空港入り口にあるランプ・ベアーから歩いても10分圏内に搭乗口があります。広大な敷地になっているため、ターミナルから直接搭乗する場合はこのまま2階から搭乗します。また、飛行機までバスで移動する場合があり、その場合には、搭乗口が1階になります。
D・Eターミナルは、歩いても移動が可能ですが、D・Eターミナルへの通路入口に3階に上がるエスカレーターがあり、3階に上がると3両編成の無人電車を無料で利用することができます。この電車を利用すれば、徒歩10分ほどかかる距離を一瞬で移動することが可能です。
ここのエスカレーターを上ると左右に電車が停まるプラットフォームがあります。常に電車が走っているので、すぐに乗車することができます。
無人電車の車内は、とても綺麗で快適です。乗っている時間は、1〜2分ですぐに到着します。
とてもきれいな電車です。行き先は、ひとつなので、左右のどちらの電車に乗っても大丈夫です。
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施設案内
ハマド国際空港の敷地内には、王族専用のターミナルがあります。また、500人以上を収容できる巨大なモスクやトランジット専用のホテルもあります。カタール航空を利用して、8時間以上のトランジット時間がある場合には、無償または、格安でこのホテルを利用することが可能です。
トランジットホテルの詳細については、カタール航空のホームページで確認することができます。
飲食店
ターミナルA/Bの中にフードコートがあります。ここは24時間営業で、Burger KINGを始めとしたファストフード店やアラブ料理・インド料理、カフェなども併設されており、便利に利用することが可能です。
その他、各ターミナル内には、軽食を食べることのできるレストランやカフェが営業しています。しっかりと食事をするというイメージではなく、軽く腹ごしらえをする程度のお店がほとんどです。(機内食が付く場合が多いようです)
ラウンジ
ハマド国際空港には、複数のラウンジがあります。
1.アル・ムルジャン ビジネスラウンジ
ここは、総面積10,000㎡もある巨大なラウンジで、以下の利用客が利用することが可能です。
カタール航空ファーストクラス搭乗客 | ◯ |
カタール航空ビジネスクラス搭乗客 | ◯ |
ワンワールドファーストクラス搭乗客 | ◯ |
ワンワールドビジネスクラス搭乗客 | ◯ |
ワンワールド・エメラルド会員 | ✕ |
ワンワールド・サファイア会員 | ✕ |
以前は、ワンワールド会員でも使えたようですが、最近では、ビジネスクラス専用になっています。そのため、ビジネスクラス以上の搭乗客でない場合には、以下のラウンジを利用します(と言ってもすごく綺麗でいいラウンジです)
中に入るとキラキラした入口のオブジェが目に飛び込みます。奥に見える階段から2階のビュッフェに行くことが可能です。
ラウンジ1階は、とても広々としてゆったりくつろぐことができます。しかし、早朝からトランジット便が増えるため、6時ころから急に混雑してきます。日本からのフライトの場合、ほとんどが深夜に到着するため、混雑する前にラウンジに入っておくと便利です。
広大な水面に水滴が落ちて、なんとも言えない音色を奏でています。この奥にもシッティングエリアがあり、比較的空いています。
この階段を上がると2階にビュッフェがあります。ビュッフェは、朝・昼・夕とメニューが変わります。メニューの切り替わりの時間帯には、約1時間位かかるので、その間メニューが減ってしまいます。
ビュッフェには、食事のほか、デザートやフルーツなどもあり、軽く軽食程度からガッツリ食べることも可能です。料理は、アラブ料理が中心ですが、その他の洋食メニューもあります。
もちろんアルコールを含むドリンクも無料で飲むことができます。
1階の奥にも広いレストランがあります。ここも朝・昼・夕でメニューが変わるのですが、個人的には、ここでその場で作ってくれるホットサンド(チキン・ビーフ・サーモンなど)がお気に入りです。
これが実際のチキンのホットサンドです。その場で調理してくれて、席まで運んでくれます。
もちろん、このラウンジでは、シャワーの利用も可能です。混雑すると予約して待ち時間が長くなるので、早めの利用をおすすめします。(アメニティ・タオルも無料で貸してもらえます)
2.アル・マハ ラウンジ
次に紹介するのがアル・マハ ラウンジです。このラウンジは、プライオリティ・パス会員が利用できるラウンジになります。
大きさは、かなりコンパクトになりますが、提供されている料理などには大差は無いように感じます。ただ、先程紹介したホットサンドは、こちらでは提供していませんでした。
アル・マハ ラウンジでもシャワーを利用することができます。ルーム数が限られているので、最初に予約したほうが確実に利用できると思います。
3.ORYX ラウンジ
アル・マハ ラウンジの隣にあるラウンジです。利用できるのは、ダイナースクラブ会員と中東で発行されたアメックスや銀行系カード所有者になります。
アル・マハ ラウンジの2〜3倍の広さがあります。このラウンジの特徴は、比較的いつでも空いていることでしょうか。私もアル・マハ ラウンジが混雑していたときには、こちらのラウンジを特別に使用させていただいたことがあります。
料理は、アル・マハ ラウンジと同じものが提供されている印象です。このラウンジを利用できる場合には、シャワー利用などで利用すると比較的待たずに利用が可能です。
空港近くの施設・観光地
ハマド国際空港の周りには、施設や観光地がありません。ドーハ市内までは、タクシーで30分ほどかかるので、6時間以上のトランジット時間がないと空港の外に出る意味はありません。
カタール航空を利用して、トランジット時間が6時間以上空く場合には、以前無料の市内観光ツアーがありましたが、現在は行っているか確認中です。(分かり次第、更新します)
ドーハ市内観光については、別のレポートにてまとめます。
ドーハ・ハマド国際空港は、新しく綺麗な空港であり、施設もそこそこ充実しているので、トランジットには良い空港だと思います。特にラウンジでゆったりできるので、ラウンジが利用できる方はぜひ利用してみてください。
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