アゼルバイジャンの玄関!ヘイダル・アリエフ国際空港のご紹介![2024年]

アゼルバイジャンの玄関!ヘイダル・アリエフ国際空港のご紹介![2024年]

※ 2020年までの情報となります。記載している情報が古い場合がございます。最新の情報をご自身にてご確認ください。

アゼルバイジャンの空の玄関口、ヘイダル・アリエフ国際空港をご案内します。

ここアゼルバイジャンには、6つの空港があるのですが、国際線が発着するメインの空港がここになります。日本からアゼルバイジャンに来る場合には、必ず利用する空港になります。(個人旅行で他の空港着を手配しなければですが、)

ヘイダル・アリエフ国際空港

ここでは、以下空港のご紹介をします。

概要

アゼルバイジャンの首都バクーの郊外にある国際空港です。バクー市内までは、フリーウェイを利用して30分ほどでアクセスができます。2018年には、約450万人の利用がありました。日本からの観光客は、年間を通じてまだ4,000〜5,000人程度です。また逆にアゼルバイジャンから日本への渡航者は、1,000人に満たない状況が続いています。(アゼルバイジャンでは、日本へのビザ取得が難しいことも要因の一つです)

Buta airways

アゼルバイジャン航空の本拠地であり、その他にアゼルバイジャンのLCCであるButa airways及び、貨物便であるSilkway cargoが入っています。

就航都市・路線

国際線は、約50路線が就航しています。ヨーロッパ特にロシアと旧CIS地域が多いため、あまり使い勝手はよくありません。特にアジア方面への路線が少なく、日本からは利用しづらいのが現状です。

※現在新型コロナウィルス感染症の影響で、2021年4月1日までの国境封鎖が続いているため、国際線はほとんど就航していません。定期便は、トルコ・イスタンブールへのフライトがあります。(随時、予定は変更されているため、渡航をする際には、各航空会社の最新情報を確認してください。)

中東路線   :UAE、カタール、イラン、イラク、イスラエル、バーレーン、サウジアラビア、クウェート

アジア路線  :中国(北京・広州・ウルムチ)、ウズベキスタン、カザフスタン

アメリカ路線 :アメリカ(ニューヨーク)

ヨーロッパ路線:イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スイス、トルコ、チェコ、ラトビア、ハンガリー、ウクライナ、ベラルーシ、ジョージア

ターミナル1時刻表

国営航空であるアゼルバイジャン航空は、アジア路線への就航に力を入れているようですが、近隣には、ハブ空港であるトルコのイスタンブール、カタールのドーハと世界2大アライアンスの空港があり、直行便を飛ばしても集客が難しい一面があるかもしれません。

ターミナル1

新しいターミナル1は、主に国際線での利用になります。一部近隣諸国への国際線・LCCは、ターミナル2を利用しています。比較的新しい空港であり、設備はとても綺麗で、コンパクトで使いやすい印象です。

ターミナル1のライトアップ

通常の国際空港に比べると規模は小さいため、あまり早い時間に空港へ行ってしまうと時間を持て余してしまうかもしれません。トランジットの機能もあるのですが、空港滞在型ではないため、空港内で時間を使うのが難しく、また、市内へも離れているため、トランジットを利用する人は少なく感じます。

ターミナル2

ターミナル2は、もともと国際線のターミナルでしたが、現在のターミナル1ができてからは、国内線をメインに就航しています。ターミナル1からの距離も近く、歩いても5分ほどで行くことができます。そのため、ターミナルを間違えた場合でもすぐに移動が可能です。

ターミナル2ライトアップ

少し古い建物なのですが清掃が行き届いており、小綺麗なターミナルになります。夜は、ライトアップされて綺麗な夜景は、インスタ映えするので、撮影を行っている人が多いのが印象的です。

施設案内

主だった館内施設は、無いです。空港としての機能面しかないため、ここで時間を使うことは至難の業です。チェックインカウンターは、十分な数があるのですが、比べて待合いのベンチが少ないので、いつも混んでいる印象があります。

この規模の空港としては、なぜかラウンジが多くあるので、カードラウンジ・航空会社ラウンジを利用できる方は、ラウンジを利用したほうが快適に過ごせます。また、アゼルバイジャンで発行された銀行系プラチナカード以上の所持者でも利用できるラウンジがあります。(ラウンジの詳細は以下にて紹介いたします)

飲食店

飲食店は、最低限のお店しかありません。国際線のターミナル1で出国前のフロアには、2階にあるマクドナルド・illy(コーヒーショップ)・軽食カフェの3種類しかありません。。。しかも空港価格で、通常の1.3倍ほどの料金になります。

更にひどいのは、出国してしまうとカフェとレストランがありますが、高いし、メニューが少ないので、ラウンジを利用しなければ、出国前に食事をしなかったことを後悔してしまうかもしれません。利用の際には、お気をつけください。

ターミナル2は、出国前に1階にあるカフェしかありません。出国後のエリアには、こちらの方がレストランやカフェが数店舗あるので、まだ普通に食事などをいただけます。と言っても、わざわざここで食べるような料理もありませんので、出発前に街中で腹ごしらえをしてくることをおすすめします。

バクー市内までの交通手段

ここヘイダル・アリエフ国際空港には、電車・地下鉄はありません。バクー市内までは、タクシーまたは、リムジンバスを利用します。ここの空港のタクシーは、ボッタクリをするので、注意が必要です。慣れてくると格安で快適なリムジンバスがおすすめです。

タクシーは、BoltやUberなどのタクシーアプリを利用することをおすすめします。通常15 AZN前後(約1,000円前後)でバクー市内の中心部まで行くことができます。空港認定の紫色のロンドンタクシーは、25〜50 AZNを請求されます。また、乗ってからでは交渉できないため、アプリを使用しない場合には、必ず事前交渉が必要です。荷物を運んで自分の車に誘ってくる白タクはたちが悪く、50〜100 AZN取られた方が何度もあったので、丁重にお断りした方が良いかと思います。

エアポートリムジン

おすすめのリムジンバスは、Baki cart(Baku card)というプリペイドカードを空港出口の自動販売機で購入して乗車することができます。わからない場合、バスの運転手が教えてくれます。料金は、バクー市内中心部の28May駅までで、1.3 AZN(約85円)で行くことができます。28May駅からタクシーアプリを利用するとタクシーも多くいるのですぐに利用できます。

リムジンバス車内

ラウンジ

かなりコンパクトな空港ですが、なぜかラウンジはたくさんあります。ターミナル1には、出国前エリアに2か所、出国後エリアに3か所、到着ロビーに1か所あります。ターミナル2には、プライオリティ・パスでも利用できるラウンジ(と言っても休憩所のようなスペース)が1か所になります。

メインは、ターミナル1になると思います。ターミナル1には、外から入ってくると1階にチェックインカウンターが並んでいますが、向かって左右の突き当りに1か所づつラウンジがあります。向かって左が航空会社ラウンジで、右側がカードラウンジです。カードラウンジでは、プライオリティ・パスやアゼルバイジャンの金融機関発行のプラチナカードなどを見せれば利用することが可能です。軽食とアルコールを含むドリンクが飲み放題になっています。

出発エリア前のラウンジ

出国後エリアには、搭乗口手前のエスカレーターで2階に上がるとアゼルバイジャン航空用ビジネスラウンジ・航空会社ビジネスラウンジ・カードラウンジの3か所あります。プライオリティ・パスを利用する場合、カードラウンジを利用します。ここでも軽食・ドリンクのサービスがあります。航空会社ラウンジは、カードラウンジよりも少し食事の種類が充実しているくらいです。

航空会社ラウンジの食事

到着ロビーの手荷物受取レーンの前にカードラウンジがあります。利用している人をほとんど見たことがありませんが、ここでも軽食とドリンクをいただくことができます。(荷物とったら、すぐに出てしまうことが多いと思いますが)

到着ロビーラウンジ

↑到着ロビーのラウンジです。

ヘイダル・アリエフ国際空港では、プライオリティ・パスで利用できるラウンジが3か所あります。軽食とドリンク飲み放題(アルコールを含む)を利用できるので、プライオリティ・パスを持っていることをおすすめします。

プライオリティ・パスが付いてくるお得なクレジットカードがあります。楽天プレミアムカードであれば、年間費11,000円でプライオリティ・パスが付いてくるのでとてもお得です。

楽天プレミアムカードに申し込むならこちらからどうぞ。

空港近くの施設・観光地

ヘイダル・アリエフ国際空港内には、徒歩で10分くらいの場所にシェラトンホテルがポツンとあります。航空会社の関係者の宿泊が多いようです。早めに空港に付いた場合には、シェラトンホテルのロビーかレストランくらいしかいる場所はありません。

車で20分ほど、バクー市内と反対方向に行くとGALAという観光地があります。ここには、チャイ(紅茶)の歴史を展示していあるカフェ、廃材を利用した美術品を展示している美術館、古い遺跡があります。美術館は、無料で見学することができます。遺跡には、入場料として数AZN支払いが必要になります。

GALA美術館

少し時間が余った場合には、GALAに行ってみるのもいいかもしれません。ただし、タクシーでしか行くことができないので、必ずタクシーを手配してから行くようにしてください。

いかがでしたか。

アゼルバイジャンの玄関口であるヘイダル・アリエフ国際空港は、コンパクトで使いやすい反面、飲食店や施設が少ないため、ゆっくりとくつろぐタイプの空港ではありません。しかし、アゼルバイジャン特有のライトアップされた夜の空港は、とても綺麗なので、ぜひ一度は見ていただきたい空港の一つです。